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解説してくれる

歯科医師
森瀬 卓也

医療法人みらいえ 
森瀬歯科医院

〒919-0527
福井県坂井市坂井町
下兵庫51-10-11

治療は5歳から

小児矯正治療は、顎と歯の成長に合わせた適切な開始時期があります。

永久歯の生える前と後で第1期治療と第2期治療に分類されます。
第2期は成人の矯正とほぼ同じですので、ここでは第1期を詳しく説明していきます。

治療は5歳から

小児矯正治療は、顎と歯の成長に合わせた適切な開始時期があります。

永久歯の生える前と後で第1期治療と第2期治療に分類されます。
第2期は成人の矯正とほぼ同じですので、ここでは第1期を詳しく説明していきます。

第1期治療
(5才~8才)

顎の発達、骨の成長する時期ですから将来の歯並び、かみ合わせを視野に入れた矯正治療を行います。

  1. 歯並びと顎の調整を行うので、永久歯がスムーズに生え、将来的に抜歯をせずに治療が行える可能性がある
  2. 骨や顎の発達期間でなければ出来ない
  3. 取り外し装置(マウスピース)によって精神的負担が軽減できる
  4. 口呼吸から鼻呼吸への改善が見込まれる

この時期の治療によって、お子様が将来、100%矯正治療が必要なくなるわけではありません。
ただ将来を見据えて、非常に重要な治療時期であることは間違いありません。

ここでは
代表的な矯正方法について
説明します

プレオルソ矯正


プレオルソとは、マウスピース型矯正装置を使用し、口周りの筋肉を訓練することで歯を動かす矯正治療のことです。

寝ている時と1日1時間マウスピース型の装置を入れて、口腔周囲(舌の位置、口の周りの筋肉など)が正しく機能するよう訓練し、鼻呼吸になるようにしていきます。

永久歯に生え変わる前の骨の軟らかい時期に行うことで、お子様の負担を最小限に抑えた治療が可能です。

こんな歯並びのお子様に

出っ歯

上の歯が出ている

凹凸でこぼこ

4人掛けの椅子に6人座っている状態

受け口

下の歯が出ている


こんなことが
気になっていたら
是非ご相談ください

いびきがひどい

寝ている途中で呼吸が止まっていることがある

寝相が悪い・寝返りを何度もうつ

つねに口が開いている・ポカン口

姿勢が悪い・猫背である

唇がカサカサしている

食べるのが遅い

くちゃくちゃ音を立てて食べている

しゃべり方がおかしい・発音が悪い・聞き取りにくい

口呼吸をしている

CT気道検査について

お子様のいびき・無呼吸症候群・ポカン口などが気になっていませんか?
これらは口呼吸が原因で起きていることがあります。
口呼吸はあごの骨の発育に影響し、将来的に出っ歯になってしまう場合などがあります。
当院では、歯科用CTを使った無料の検査を行っております。

プレオルソの特徴

お子様が嫌がりません

固定式の装置は、違和感や痛みが強いですが、マウスピース式は、それがほとんどありません。装着時間は就寝時と家にいる時のみで十分です。また、食事の時に装置をはずせるので、むし歯の心配がありません。

自宅にいる時のみでOK

装置を使うタイミングは家に帰ってから起きている間に『1時間』と『寝る時』に使います。学校に持っていく必要はなく、普段の生活にも支障はありません。

5才~8才に大きな効果

永久歯に生え変わってからでは、全ての歯にギラギラした装置をつけるいわゆる『本格矯正』になりますが、この治療法であれば小児(5才~8才)の骨の軟らかい時期に使うことで、非常に大きな効果が期待できます。

口呼吸を鼻呼吸へ

マウスピースを使うこの治療法は子どもの成長発育にとても大切です。ご両親が非常に気にされている『お口ポカン』に代表される口呼吸を鼻呼吸へ促します。

プレオルソのために開発された
マウスピース式装置

柔らかい

こどもが一番嫌がる堅いレジン(プラスチックの様なもの)でなく、シリコン由来の柔らかい素材でできており、装着感が非常に良いので装置を嫌がらずに使うことができます。

プリフォーム(既製品です)

こどもにとって歯型を取る(粘土みたいなものをお口の中に入れる)ことは非常に高いハードルです。
プレオルソのために開発したこの装置は既製品ですので歯型を取る必要がありません。

調整が簡単

従来の矯正装置は調整が非常に煩雑で嫌な臭いがしましたが、この装置は、熱可塑性(熱を加えることで自由に調整できる)の素材でできており、お湯を使った簡単な調整をする事により顎を広げたり、個々の口腔内に合わせることができます。

Type Ⅰ

こんな症状の方にオススメ

出っ歯、噛み合わせが深い

適応症

上顎前突
叢生
過蓋咬合
各種保定

Type Ⅱ

こんな症状の方にオススメ

前歯が噛み合わない

適応症

開咬症
開咬の保定

Type Ⅲ

こんな症状の方にオススメ

受け口

適応症

反対咬合
逆被蓋
反対咬合の保定

小児矯正の価格帯

一般的な小児矯正の価格

プレオルソ10才まで

10万円~30万円


10才以降ワイヤー矯正・マウスピース矯正

40万円~80万円

※地域・医院によって異なります。

森瀬歯科医院(福井県)の場合

プレオルソ10才まで

8万円~


10才以降ワイヤー矯正 両顎

30万円~

※症状によって、
10才までにプレオルソだけで終わる場合と、
 10才以降ワイヤー矯正が
必要な場合がございます。

小児期からの虫歯予防で
歳をとっても丈夫な歯に!

フッ化物塗布


生えはじめの乳歯はとてもやわらかく虫歯になりやすい歯ですが、フッ化物を塗布することで歯質を強化でき、虫歯菌の繁殖を抑えられます。
また、フッ化物には歯の再石灰化を促す働きがあるため、初期の虫歯なら治療できます。

シーラント


シーラントは、奥歯の溝を歯科用プラスチックで埋める処置です。
乳歯の奥歯や、生えたばかりの6歳臼歯は複雑で深い溝があり虫歯になりやすい歯ですが、シーラントを行うことによって食べカスが溜まりにくくなり、虫歯を効果的に予防できます。

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